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トッキー
2018.5.29 11:02新刊情報

毒で風刺で社会学?これぞギャグ漫画!『おぼっちゃまくん』

『おぼっちゃまくん』
「こども食堂でしゅ」の感想、
続けてご紹介です!



おぼっちゃまくん、読みました。
まさに神回と呼ぶのにふさわしい。
毒満載。
これをなかなか発表できる媒体がないという
こと自体が、
今の世の問題だと思います。
私がおぼろげながらに思っていた子ども食堂の
問題点が鋭く書かれていました。
ラストシーン前にはハッピーエンドを
予感した私が甘かった。
私も今の甘い価値観にどっぷりつかって
しまっているようです。
(hiroさん)

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 本屋に行った!小説幻冬を見た!そして買った!
 これで「おぼっちゃまくん」が読めるぞ、
と思った人は正しいよしりんファン。
レジを前にして「あっ880円もする!」と
思った私は貧ぼっちゃまと同類です。
おちぶれてすまん。
 まあ冗談はさておき、今回の
「おぼっちゃまくん」は本当にオススメです。
 「子ども食堂」という、笑いにするには
余りにもセンシティブなネタを、
茶魔と貧ぼっちゃまを絡ませることで、
知的な笑いに昇華するだけでなく、
子ども食堂の明暗を浮き彫りにさせる
社会学の一面まで持たせています。
子どもたちは無邪気でありながら、
繊細なのですね。
 そして最後のオチ。人によっては
困惑している様ですが、私から見れば
これこそ人間の内面を描いた
ギャグ漫画らしいオチです。
これはもう芸術と言っても良いくらいですね。
(尻毛屋さん)

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茶魔の感想を…

間違いなくこれは「風刺」です。
こちらが思ってもみなかった視点から
「考えてみりゃそーだよな」
と思わせてくれたのです。
そして単なる「風刺」で終わらせないあのオチ。
考えさせられると同時に現実そのものを
笑い飛ばして「破壊」して見せてしまう
あのオチは、現実をただ描き出して
伝えるだけではない、本来あるべき
ギャグマンガの形であり、それでこその
「おぼっちゃまくん」なのです。

今回も出て来た貧ぼっちゃまの
初登場回も今思うとそうだった。
「金で解決できないこともある」と
きちんと語った上で
「金で解決ぶぁいやいやい」を
やって見せてくれてたなあ。
(anamochiさん)


「漫画は風刺である」
と言ったのは手塚治虫ですが、
その定義からすれば、
これこそ漫画の王道!
これぞギャグ漫画!

「文芸誌だから描けた作品」と
よしりん先生はいいますけど、
確かに今はそうだろうとは思いますけど、
これこそ漫画の王道として、
漫画誌に載るような世の中には
ならんもんですかねえ・・・
トッキー

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